化学技術部のご紹介

 化学技術部では、化学分析、高分子(プラスチック)物性評価や材質分析、バイオ関連技術、食品機能性評価、水質・ガス分析など環境技術、化学安全技術、バッテリー等エネルギー関連技術、繊維技術などの分野において依頼分析などの技術支援業務や研究業務を行っています。化学産業だけでなく、電気・電子産業、自動車産業、機械製造業など広い分野の企業の皆様にご利用いただいています。

主な分析事例としては、以下のような項目が挙げられます。

  • 有害金属の含有などRoHS対応分析
  • 高分子の強度や粘弾性の評価分析
  • 樹脂や異物の成分分析
  • 食品の機能性や成分の評価各種環境試験
  • 水質や気体の分析
  • リチウムイオン電池や燃料電池などの充放電試験、バッテリー素材の性能試験

グループのご紹介

材料化学グループのご紹介

材料化学グループ紹介図

高分子・有機材料(プラスチック、接着剤など)やソフトマテリアル(ゴム,、ゲルなど)の物理的性質や耐候性に関する技術分野を主に担当しています。

下記のようなご要望にお応えします。

  • 樹脂やゴム、接着剤などの強さを知りたい
  • ゴムやゲルの粘弾性を評価したい
  • クリームのレオロジー特性を知りたい
  • 日光による耐候性を評価したい

  • 材料試験機
  • 粘弾性測定装置
  • 促進耐候性試験機(キセノン)
  • 耐候性試験と動的粘弾性試験によるゴムの劣化評価
  • 時間ー温度換算則によるマスターカーブ作成
  • 化粧品クリームの非線形粘弾性の評価
  • ダイラタンシー性高分子水溶液の粘度上昇特性に関する研究
  • 恒温恒湿環境下での樹脂の強度試験
  • ビデオ伸び計を用いたゴムのひずみ測定
  • 金属ー有機構造体を鋳型にしたシクロデキストリン薄膜の分子吸着動的メカニズムの解明

化学評価グループのご紹介

化学評価グループ紹介図

金属やセラミック、プラスチック、地球環境試料等に含まれる無機元素の定量・定性分析を行っています。ICP 発光分光分析装置などの機器分析のほか、重量法、容量法、比色法等の湿式分析の試験・研究も行っています。

下記のようなご要望にお応えします。

  • 鉄鋼や銅などの金属に含まれる各元素の量が知りたい
  • RoHS指令の無機4元素(Cd、Pb、Hg、Cr(VI))を分析したい
  • 有害元素(Se、Sb、As など)を分析したい
  • 異物(特に無機元素)の分析をしたい

  • ICP発光分光分析装置
  • 原子吸光分光光度計
  • 炭素・硫黄分析装置
  • 蛍光X線分析装置(エネルギー分散方式・波長分散方式)など
  • WEEE・RoHS対応の有害元素分析と分析法の高度化
  • 化学汚染物質の低減技術と評価試験の開発

バイオ技術グループのご紹介

バイオ技術グループ紹介図

食品・化粧品素材やバイオプラスチック、微生物などに関する技術分野を主に担当しています。

下記のようなご要望にお応えします。

  • 食品、化粧品などの成分分析、機能性評価をしたい
  • 食品、化粧品中の異物が何なのか調べたい
  • 食品素材、化粧品素材の加工方法を検討したい
  • バイオプラスチックの分解、劣化を評価したい
  • 抗菌加工品の性能を評価したい

機器:

  • 液体クロマトグラフ分析装置 (LC)
  • 液体クロマトグラフ-質量分析装置 (LC-MS)
  • フーリエ変換赤外分光光度計 (FT-IR)
  • マトリックス支援レーザー脱離イオン化飛行時間型質量分析装置 (MALDI-TOF-MS)
  • 大気圧固体試料プローブ-質量分析装置 (ASAP-MS)
  • 炭素・水素・窒素元素分析装置(CHN元素分析装置)

試験:

  • 食品試験
  • 遠心分離
  • 凍結乾燥
  • 超臨界抽出
  • 微生物試験
  • 食品の機能性評価 ①(抗酸化、各種酵素活性阻害)
  • 食品の機能性評価 ②(神経保護)
  • 食品の機能性評価 ③(抗糖化)
  • 食品の機能性評価 ④(線虫) (研究報告)
  • 日本酒 香気成分の分析法の開発
  • 酒米のタンパク質含有率を推定するシステムの開発
  • 神奈川県産農林水産物の機能性評価とそれを利用した化粧品素材の開発
  • プラスチックの劣化評価
  • 抗菌性評価
  • 古紙のバイオエタノール化

環境安全グループのご紹介

環境安全グループ紹介図

化学物質の取り扱いにおける安全化技術、環境中の化学物質あるいは製品含有化学物質の評価、ならびにプラスチック材料の故障解析に関する研究開発、技術支援を行っています。

下記のようなご要望にお応えします。

  • 火災・爆発事故の原因解明とその対策を講じたい
  • 化学物質の発火危険性を知りたい
  • 製品に含まれる有機化合物の種類と量を知りたい
  • プラスチック製品の破損原因を知りたい
  • 製品に付着した異物が何かを知りたい

機器:

  • 化学反応評価装置
  • 加圧型示差走査熱量計(HP-DSC)
  • 高圧熱重量天秤(HP-TG)
  • ガスクロマトグラフ質量分析計(GCMS)
  • 液体クロマトグラフ質量分析装置(LCMS)、
  • フーリエ変換赤外分光光度計(FTIR)
  • 蛍光X線分析装置(XRF)

試験:

  • 破断面観察
  • 化学物質・廃棄物の安全性評価・事故原因解析と安全管理手法の構築
  • GCMSを用いた揮発性有機化合物の定性定量分析
  • 電解オゾン生成器の性能評価
  • プラスチック材料の破断面解析、劣化解析
  • 赤外分光法、蛍光X線分析法を用いた製品への混入異物や付着物の同定

新エネルギーグループのご紹介

新エネルギーグループ紹介図

燃料電池、非水系二次電池、腐食防食及び光触媒によるエネルギー獲得技術などの次世代エネルギー利用に関わる電気化学反応や触媒反応を応用した技術支援・研究開発を行っております。

下記のようなご要望にお応えします。

  • 燃料電池の作製や発電試験をしたい
  • 電池材料の充放電特性を評価したい
  • 金属腐食の電気化学測定を行いたい
  • 半導体、導電性膜のキャリア濃度、移動度を知りたい
  • 樹脂材料の熱的特性を評価したい

  • 燃料電池評価装置
  • 非水系電池評価装置
  • ポテンショ・ガルバノスタット
  • ホール効果測定装置
  • 熱分析システム
  • マイクロ燃料電池の実用化支援
  • 電気化学セルの開発支援
  • 絶縁基板上の半導体薄膜の評価
  • タッチパネル用の透明導電膜の開発
  • 熱分析によるプラスチック成形品の不具合解析支援

環境評価グループのご紹介

人工気象室による過酷温湿度環境や塩水噴霧試験機、複合サイクル試験機による腐食促進環境などを用いた環境耐久性評価を行い、製品の長寿命化などの技術開発の支援を行っています。

下記のようなご要望にお応えします。

  • 高温(低温)環境下に屋外機器を設置したときに正常に動作するか確認したい
  • 布帛やフィルムの曲げ特性や表面の摩擦特性を知りたい
  • 塗装の材料や方法を変更した際に、付着性、硬度、耐食性などの塗膜物性がどの程度変わるのか確認したい
  • 表面処理の方法によって耐食性がどの程度異なるのか知りたい
  • 環境試験前後で、サンプルの色彩、光沢度などがどの様に変化するか知りたい

  • 人工気象室
  • 複合サイクル試験機
  • 測色計
  • 風合い計測装置
  • 紫外線カーボンアーク
  • 遠赤外放射特性測定技術と繊維製品の機能性評価
  • 簡易型常温域遠赤外線放射エネルギー計測に係る調査研究
  • 屋外設置機器のトラブル対策(耐食性、温湿度試験、塗膜の変化など)