JST共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)地域共創分野の育成型に採択されました

 国立研究開発法人科学技術振興機構が公募する令和5年度「共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)」地域共創分野の育成型に、国立大学法人横浜国立大学を代表機関として、大学等、自治体、企業等と連携して申請していた課題が採択されました。

 本事業においてKISTECは、研究開発課題1:転倒・フレイル評価技術として、転倒リスク軽減や、転倒リスクの定量的評価に有用なデバイスの開発を行います。具体的には、歩行中に壁に触れている感覚を再現することで転倒リスクを軽減するウェアラブル振動デバイスの開発や、ウェアラブルデバイスにより得られた膨大なデータをAIを用いて解析し、転倒リスクの定量的評価に繋げる研究を実施します。これらのデバイスの実用化に向けて、参画機関と連携した臨床性実証研究を展開します。

事業の概要

1.拠点名称
  “健歩快働”をまちごと科学するイノベーティブ新湘南共創拠点

2.代表機関及び幹事自治体・機関
  代表機関 横浜国立大学
  幹事自治体 神奈川県
  幹事機関 横浜市立大学、アイパークインスティチュート株式会社、医療法人徳洲会湘南鎌倉総合病院

3.拠点の実施概要

 市民の健康課題と将来のまちづくりの声を受け、寝たきり・歩行困難の3大要因を対象に“日常生活中の人の行為・動作”(ADL:Activities of Daily Living)データに着眼した独創的なヘルスケア技術の研究開発を行います。これにより、高齢者になっても健やかに歩くことができ、快活に働き続けることができるというコンセプト「健歩快働」の実現を目指します。このため、横浜国立大学は新湘南共創キャンパスを創設し、住民の生活空間での実践型教育研究が可能な実証フィールドを整備します。産学公医民の多様な関係者との連携・共創で、フィールドを活用した研究開発・地域人材育成・ベンチャー創出・社会実装等を展開し、新湘南に新たなイノベーション・エコシステムを形成します。


4.拠点代表者等
  プロジェクトリーダー   下野 誠通(横浜国立大学総合学術高等研究院 次世代ヘルステクノロジー研究センター長)
  副プロジェクトリーダー   窪田 規一(株式会社ケイエスピー・代表取締役社長)
                田村 功一(横浜市立大学・教授/横浜国立大学・客員教授)
                牧野 義之(神奈川県政策局未病産業担当部長/横浜国立大学・客員教授)
  拠点運営機構の設置責任者 梅原 出(横浜国立大学・学長)

5.参画機関

大学等

公立大学法人横浜市立大学、公立大学法人神奈川県立保健福祉大学、学校法人慶應義塾、国立大学法人東北大学、地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所

自治体

神奈川県、藤沢市、鎌倉市

企業等

アイパークインスティチュート株式会社、医療法人徳洲会湘南鎌倉総合病院、シャープ株式会社、シチズン時計株式会社、コニカミノルタ株式会社、UNTRACKED株式会社、株式会社ワコム、株式会社アイネット、湘南ロボケアセンター株式会社、CYBERDYNE株式会社、シミックホールディングス株式会社、特定非営利活動法人地域健康プラン、株式会社ケイエスピー、株式会社横浜銀行、株式会社NERV

研究開発部 研究支援課
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