バイオイメージング極秘講座(開講延期いたします)
本講座は諸事情により開講延期といたします。何卒ご了承ください。
日程
2024年7月3日(水)、4日(木) 【全2日間】
定員
25名(先着順)
会場
かながわサイエンスパーク内講義室(川崎市高津区坂戸3-2-1)
Map・アクセス詳細はこちら
- JR南武線「武蔵溝ノ口」・東急田園都市線「溝の口」下車 シャトルバス 5 分
- JR 新横浜駅より東急バス(有料)直行「溝の口駅」行き30 分 「高津中学校入口」下車徒歩3分 東急バスのアクセスはこちら
受講料
区 分 | 全日程 |
---|---|
A 一般 | 49,000円 |
B KISTEC 会員 C 神奈川県内中小企業 | 39,200円 |
D C以外の神奈川県内企業 E 神奈川県内在住の個人の方 | 44,100円 |
対象
企業、研究機関に所属し、以下の技術や事業の開発に携わる方
- バイオセンシング、バイオイメージング
- 生体分子の超高感度ハイスループット計測装置の設計・開発
- 細胞医療研究に基づく新しい医療機器の開発
- 創薬スクリーニング
- センシングデバイスの設計、開発、製造、実装
- レーザー、半導体関連技術、精密微細加工
- 超小型センサー、バイオチップ検査・化学分析等
カリキュラム編成
合田 圭介 氏
東京大学大学院理学系研究科 教授 /
UCLA工学部生体工学科 非常勤教授(Ph.D.)
バイオイメージングと情報科学の融合は、生命科学と医学に革命をもたらしています。高度な画像解析技術と機械学習の組み合わせは、細胞や組織の詳細なイメージングを可能にし、疾患の早期発見や新薬の開発に貢献します。たとえば、画像データの大量処理とパターン認識を通じて、従来では見逃されがちだった微細な変化を検出し、疾患の診断精度を向上させることができるようになりました。この技術の進展は、パーソナライズドメディシンや精密医療への道を開く重要なステップになります。本コースでは、そのようなバイオイメージングと情報科学との融合領域における革新的技術及び応用展開について学びます。
カリキュラム
Day 1. / 2024.7.3(Wed.)
10:00-11:30 イントロダクション~高速流体撮像×AIの実例
合田 圭介 氏(東京大学大学院理学系研究科 教授)
本講座のオリエンテーション。近年、情報科学との融合により飛躍的な成果を上げているバイオイメージングの技術開発動向を、装置化、実用化に向けた課題と併せて概説します。一例として、講師自身が行った高速流体撮像×AIの実例を紹介します。 【カリキュラム編成者】
12:30-14:00 大規模細胞内1分子イメージング
廣島 通夫 氏(大阪大学大学院生命機能研究科 特任准教授)
細胞内で個々の蛋白質分子をイメージングすることで、分子の生理機能に関わる情報が得られます。この手法をAIやロボティクスにより大規模計測に応用することで実現した、分子の機能発現メカニズムの迅速な解明や薬剤スクリーニングへの展開など、最新の状況について紹介します。
14:15-15:45 強化学習を用いたAI介入型イメージング
小松崎 民樹 氏(北海道大学電子科学研究所 教授)
大量の画像データを解析し、AIにパターン認識させることにより細胞や組織の状態を観察することができます。機械学習(強化学習)の手法を導入することで飛躍的に処理能力が向上するAI介入型の新しいイメージング技術について、適用例を交えながら解説します。
16:00-17:30 情報処理、シミュレーションと連携した非線形バイオイメージング
齋藤 卓 氏(愛媛大学大学院理工学研究科 准教授)
非線形光学を用いることで、分子、生体深部、そして長期間にわたる生体イメージングが可能になります。情報科学を駆使した画像診断への応用からライトシート顕微鏡の開発まで、非線形光学と情報科学を融合させた最新の手法について紹介します。
Day 2. / 2024.7.4(Thu.)
10:00-11:30 トランススケールバイオイメージング
永井 健治 氏(大阪大学産業科学研究所 栄誉教授)
従来の1000倍以上の視野を高速かつ高空間分解して観察可能なトランススケールスコープにより、100万を超える細胞の形状や機能を瞬時に撮像することが可能になりました。さらに機械学習を組み合わせることにより、細胞形状から細胞種の推測が可能になり、疾病に関わる細胞の振る舞いと病態、治療へ展開することが期待されます。最新の研究成果等を含めてご紹介します。
12:30-14:00 3Dバイオイメージング
佐藤 いまり 氏(国立情報学研究所 コンテンツ科学研究系 教授)
細胞や組織の観察に必須とされた「染色」をせず、光学系を駆使し、細胞の形状や内部の状況を3次元で観察することが可能になっています。非破壊・非侵襲で生体へのダメージを軽減しつつ、精度の高いデータを得ることができるその最新手法について解説します。
14:15-15:45 イメージングデータ駆動発生生物学
大浪 修一 氏(理化学研究所生命機能科学研究センター チームリーダー)
細胞や胚、組織や個体を撮影した画像データには、これら生命システムの特性やその経時変化を支配する仕組みに関する情報が含まれています。バイオイメージングに情報科学的手法を適用し、さらに分子生物学やゲノム科学を融合することにより、多細胞生物の発生のメカニズムを解明するアプローチについて解説します。
16:00-17:30 まとめ・ディスカッション
合田 圭介 氏(東京大学大学院理学系研究科 教授)
質疑応答、受講生との討議を行い、講座を総括します。
【カリキュラム編成者】
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人材育成部 教育研修課 教育研修グループ
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