自動角度可変機構を使用した携帯電話覗き防止フィルムの透過率測定

川崎技術支援部では紫外・可視分光光度計のオプションとして角度可変機構を所有しています。
この装置を使用すると、試料と検出器の位置関係を任意に変化させることが可能なため、透過率・反射率の角度依存性を調べることができます。

<使用機器>

紫外・可視分光光度計 日立ハイテクサイエンス UH-4150 + 自動角度可変機構

図1 透過率を測定する場合
図1 透過率を測定する場合
図2 試料の角度を変えて反射率を測定する場合
入射角は5~60°, 検出器は10~180°の範囲で位置を変えることができます
図2 試料の角度を変えて反射率を測定する場合
入射角は5~60°, 検出器は10~180°の範囲で位置を変えることができます

この角度可変機構を利用して、携帯電話用覗き防止フィルムの透過率を測定してみました。

図3 各入射角度における分光透過率
図3 各入射角度における分光透過率

図4 波長555nmにおける入射角度と透過率の関係
図4 波長555nmにおける入射角度と透過率の関係