光劣化促進試験 | 光機能分野

KISTEC川崎技術支援部では疑似太陽光や紫外光を照射して、各種材料や塗装面などの劣化を促進させることができます。

劣化促進試験をおこなうことで、材料・製品の寿命を予測することができます。

小型Xe耐候試験機 東洋精機製作所 ATLAS SUNTEST XLS+

Xe(キセノン)ランプを使用した疑似太陽光照射試験機です。
水噴霧機能は無く、ドライな環境における光劣化のみを扱います。

小型Xe耐候試験機 東洋精機製作所 ATLAS SUNTEST XLS+
照射光量100,000 lx以上
照射面積1100cm2
試料室寸法90mm×300mm×150mm(h)
照射光のスペクトル
照射光のスペクトル

紫外線蛍光ランプ式耐侯性試験機 東洋精機製作所 ATLAS UVtest

紫外線蛍光灯を使用した加速寿命試験を行うための装置で、UV-AとUV-Bを照射することができます。

プラスチックや塗料の分野などではこのような紫外線蛍光ランプ型の加速寿命装置が多く使われており、これらに対応するJIS, ISO, ASTM規格も確立されています。

なお、この装置の他に254nmのUV照射装置もありますので用途に合わせてお使いください。

紫外線蛍光ランプ式耐侯性試験機 東洋精機製作所 ATLAS UVtest
3種類のUV光と太陽光のスペクトル
3種類のUV光と太陽光のスペクトル

紫外線(UV:Ultraviolet)は波長によって3種類に分類されます。

 UV-A 315~380nm

  地表に届く紫外線の大半はこの波長で、比較的害は少ないとされていましたが、近年では肌の老化を促進するといわれています。

 UV-B 280~315nm

  地表に届くのは僅かな量ですが、エネルギーが強く眼炎や皮膚癌を引き起こす可能性があり、特に高地では量が増えるので注意が必要です。

 UV-C 200~280nm

  オゾン層と大気の効果で地表には殆ど届きません。
  UV-C の中で最も殺菌力の強い波長が253.7nmで、細菌、ウィルス、カビ等ほとんどの菌種に対して有効です。

光劣化促進試験の応用例

【抗菌・抗ウイルス製品の耐光性試験】