公正な研究活動について
当研究所は、公正な研究活動をさらに推進するため、「神奈川県立産業技総合研究所における研究活動の不正行為等への対応に関する規程」及び「神奈川県立産業技術総合研究所研究費に係る不正防止規程」(以下、「規程」という)を定め、尊重し、これからも公正な研究活動を推進して参ります。
規程は、「研究活動の不正行為への対応のガイドラインについて(平成18年8月8日 文部科学省 科学技術・学術審議会研究活動の不正行為に関する特別委員会)」及び「科学者の行動規範(平成18年10月3日 日本学術会議声明)」、研究活動における不正行為への対応等に関するガイドライン(平成26年8月26日 文部科学大臣決定)、研究機関における公的研究費の管理・監査のガイドライン(実施基準)(令和3年2月改正 文部科学大臣決定)等を踏まえ定めております。
通報及び相談の窓口
規程に基づき、研究活動の不正行為(研究成果の捏造・改竄・盗用)及び研究費の不正使用等に係る通報及び相談の窓口を下記の通り設置しております。
通報された方には、調査へのご協力をお願いする場合があります。
また、通報が、業務の妨害などを意図した悪意に基づくものであったことが判明した場合は、通報された方の氏名の公表や刑事告発等の措置を執ることをご承知おきください。
所内
所外
*神奈川県立産業技術総合研究所(「KISTEC」でも可)の研究活動の不正行為(又は研究費の不正使用等)に係る通報であることを、お伝えください。
なお、競争的資金等の使用に関するルール等についての相談は、事業化支援部橋渡し支援課にご相談ください。
研究費の不正使用防止に係る基本方針
2020年9月15日
理事長(最高管理責任者)裁定
地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所は、公正な研究活動を推進し、公的研究費等の運営・管理を適正に行うため、従来より「研究費に係る不正防止規程」「研究活動の不正行為等への対応に関する規程」「内部通報に関する要綱」を「当研究所における研究費の不正使用防止に係る基本方針」とし、周知・公表してきたところであるが、基本方針の具体的な内容については以下のとおりとする。
- 研究費に係る不正防止規程を定め、不正防止対策に関する法人内での責任体系を明確にするとともに、各責任者は責任をもってその役割を遂行する。
- 研究活動上の不正行為等への対応に関する規程を定め、不正行為防止のための環境及び体制づくりに取り組む。
- 内部通報等に関する要綱を定め、通報窓口の設置や調査委員会による調査等により、不正行為を許さない、見逃さない体制を堅持する。
- 本基本方針は、法人内外の状況等に応じ柔軟に見直しを行い、実効性を確保するものとする。
- 研究費に係る不正防止規程(令和4年3月2日 施行)/PDF・約200KB
- 研究活動の不正行為等への対応に関する規程(令和5年4月1日 施行)/PDF・約300KB
- 内部通報に関する要綱(令和2年9月30日施行)/PDF・約200KB
研究費及び研究活動の不正防止に向けて~理事長(最高管理責任者)メッセージ~
私たちKISTECは、県内中小企業を中心とする産業界から信頼される試験研究機関として、イノベーションの創出を支援し、県内産業と科学技術の振興を図ることにより、豊かで質の高い県民生活の実現と地域経済の発展に貢献することを基本理念として、その実践に取り組んでおり、共同研究や産学公連携活動をはじめとする様々な事業を実施しています。
こうした事業活動における研究費の取扱い及び研究上の不正防止については、「地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所における研究活動の不正行為等への対応に関する規程」及び「地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所研究費にかかる不正防止規程」により、常に公正な研究費の執行及び事業活動に努めています。また、「研究機関における公的研究費の管理・監査のガイドライン(実施基準)」(令和3年2月1日改正文部科学大臣決定)及び「研究活動における不正行為への対応等に関するガイドライン」(平成26年8月26日文部科学大臣決定)にもとづき、不正防止の徹底を図るとともに、不正を防止する風通しの良い職場づくり・意識づくり、不正を許さない体制整備をしています。
KISTEC役職員の皆様におかれましても、研究費及び研究活動の不正防止について意識を高く持ち、日々の研究活動・事業活動を適正に遂行していただくことを強く要請します。
2023年5月1日
理事長(最高管理責任者) 北森 武彦
利益相反管理
利益相反管理に係る情報公開
コンプライアンス推進体制
- 最高管理責任者:理事長
- 統括管理責任者:理事
- コンプライアンス推進責任者:各部ゼネラルマネージャー
倫理審査会について
設置の背景
近年では、工業分野から医療分野に新規参入することが、産学公で広がりを見せています。医療分野に参入する場合、新たに試作され生産される機器には、その開発に要する実証試験において、下記の二点が課題となります。
- 科学的妥当性:従来の工業分野における科学的妥当性の検討だけでなく、生物医学研究の方法論(特にEBM、evidence based medicine:根拠に基づく医療)を参考に、医学分野における科学的妥当性を検討することが求られます。
- 倫理的妥当性:人を対象とするため、人体等に負荷がかかる可能性があります。それらについて、倫理的に問題がないかを判断する必要があります。
倫理的問題とは主に以下の点となります。
a. インフォームド・コンセント(十分な説明の上での同意)
b. 個人情報の保護
c. 重篤な有害事象への対応
d. 研究の信頼性確保
当研究所の倫理審査会
当研究所では、人を対象とした医学系研究を円滑に進めつつ、上記の二点を担保するため、国の定めた「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」(外部サイトへ移動します)に基づいて倫理審査会を設置しております。
- 人を対象とする医学系研究に関する研究倫理委員会
当研究所の倫理審査会の実績について
実績を下記サイトよりご覧になることができます。
- 倫理審査委員会報告システム(外部サイトへ移動します)
※閲覧者用画面より、設置機関の名称に「神奈川県立産業技術総合研究所」を入力すると検索できます。
お問い合わせ先
各項目の「窓口」までお問い合わせください。