観測ロケットに搭載する実験装置の信頼性評価支援

機械・材料技術部
海老名
  • 疲労・振動耐久性
  • 金属材料
  • (製品共通)
  • #性能評価
  • #試験計測
  • #振動
  • #耐久性

支援先企業: 北海道大学低温科学研究所
KISTECの支援メニュー:試験計測(令和元年度)

観測ロケット搭載実験装置
観測ロケット搭載実験装置

製品概要

宇宙ダストの生成過程の解明を目的として、北海道大学低温科学研究所で独自に開発された観測ロケットに搭載する実験装置です。ロケットの弾道飛行中においての微小重力環境の中で、高温のガスから炭素質宇宙ダストを模擬した微粒子が生成・成長する過程を直接測定することで、生成条件の解明を目的としたものです。この実験装置は2019 年6 月、スウェーデン宇宙公社の観測ロケットMASER14 により打ち上げられ、微小重力下の実験が行われました。

KISTECの支援内容

ロケットに搭載される機器には、打ち上げを想定した厳しい環境における耐久性・信頼性が求められます。KISTEC では、搭載する実験装置の振動特性の調査を実施し、また、実際のロケット打ち上げで想定される振動プロファイルに基づいて複数の条件で振動試験を実施して、その信頼性評価に貢献しました。