バクテリオファージを用いた抗ウイルス性能評価試験

支援先企業:株式会社NSFエンゲージメント
KISTECの支援メニュー:評価法開発(令和3年度)

左:クロラス除菌ウォーター(原液:8000ppm) 右:クロラス酸水製剤(希釈済:200ppm)
左:クロラス除菌ウォーター(原液:8000ppm)
右:クロラス酸水製剤(希釈済:200ppm)

製品化への課題

クロラス酸水は、クロラス酸( 亜塩素酸:HClO2) を主成分としており、除菌効果があることが認められています。

支援先企業では、このクロラス酸を成分に含んだ「クロラス酸水製剤(200ppm)」を取り扱っていますが、製品の抗菌・抗ウィルス効果を確認することが課題でした。

KISTECの支援内容

米国の液体加工品のウイルス不活化効果を確認する試験方法(ASTM1052) を参考に、ウイルスの代替モデルとしてバクテリオファージを用いた試験を行った結果、クロラス酸水製剤(200ppm) に抗ウイルス効果があることが認められました。