2023年4月13日
吸音率測定システム
概要
吸音率測定システムは、吸音材や遮音材などの音響材料の垂直入射吸音率や透過損失を測定する装置です。
内径φ40mmの標準音響管を用いて、単一の測定サンプルで主要周波数帯域(約100 – 5,000Hz)における垂直入射吸音率、特性インピーダンス、伝搬定数、垂直入射透過損失の測定が可能です。これにより、異なる内径の音響管で測定した場合に発生する測定データの不整合を回避することができます。
また、内径φ15mmの高周波対応音響管を用いて、約10,000Hzまでの測定も可能です。この音響管は、サンプルホルダが透明で測定サンプルの取付け状態を目視で確認できるので、不適切なサンプル取付けによる測定ミスを防ぎます。
さらに、緩支持ホルダを用いることにより、測定サンプルの弾性に起因する板振動が吸音率測定結果に及ぼす影響を大幅に低減することができます。
規格
準拠規格 ISO 10534-2, JIS A 1405-2, ASTM E 2611機器情報
メーカー名 | 日本音響エンジニアリング株式会社 |
---|---|
型番 | WinZacMTX |
仕様 | ■垂直入射吸音率 〇標準管 内径:φ40 測定可能最大寸法:140mm 測定可能周波数:約100~5,000Hz ※緩支持ホルダ使用時は、内径φ42、測定可能最大寸法50mm 〇高周波対応管 内径:φ15 測定可能最大寸法:100mm 測定可能周波数:約500~10,000Hz ※緩支持ホルダ使用時は、内径φ17、測定可能最大寸法50mm ■垂直入射透過損失 〇標準管 内径:φ42 測定可能最大寸法:50mm 測定可能周波数:約100~5,000Hz 〇高周波対応管 内径:φ17 測定可能最大寸法:50mm 測定可能周波数:約500~10,000Hz |
導入年度 | 2022 |
ご利用方法
依頼試験(KISTEC事業名:試験計測)、委託受託(KISTEC事業名:技術開発受託)、機器使用で利用できます。
機器使用料金
NO. | 設備機器名 | メーカー・型式 | 料金 |
---|---|---|---|
E8263 | 垂直入射吸音率測定システム | 日本音響エンジニアリング WinZacMTX | 1,540円 |