2024年3月11日
ガス・水蒸気透過度測定装置
概要
ガス・水蒸気透過度測定装置は、フィルム・シート状のサンプルに対するガスや水蒸気の透過度を測定する装置です。
測定法として差圧法が採用されており、サンプル上流側が大気圧(あるいは飽和水蒸気圧)、下流側が真空となります。検出器には高感度の四重極質量分析計(QMS)が用いられており、透過度の低い(=ガスバリア性の高い)サンプルの測定が可能です。
サンプルチャンバーを4つ備えており、複数のサンプルを同時にセットし、1つの検出器で自動で切り替えながら連続測定することが可能です。
【用途】
〇各種プラスチックフィルムのガス透過度測定
〇食品用・医療用・電子部品の包装フィルムのガス透過度測定
〇有機ELや有機薄膜太陽電池のフレキシブル基板のガス透過度測定
機器情報
メーカー名 | MORESCO |
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型番 | MORESCO-SuperDetect マルチチャンバータイプ |
仕様 | 測定法:差圧法/検出器:四重極質量分析計(QMS)/水蒸気透過度測定範囲:0.00007~2000 [g / (m2・day)] /酸素透過度測定範囲:0.7~2000 [mL / (m2・day・atm)] /測定ガス:水蒸気、酸素、水素、窒素、二酸化炭素等/サンプルチャンバー数:4/透過有効直径:φ=10,40,60 mm/サンプル厚み:0.01~1mm/測定温度:20~100℃/測定湿度:~100%RH(温度に依る) |
導入年度 | 2023 |
ご利用方法
試験計測(依頼試験)、技術開発受託で利用できます。