2024年2月28日
金属顕微鏡及び画像処理システム [カールツァイス AxioImager.M2m]
概要
金属顕微鏡及び画像処理システムは、金属組織の現出した試料を観察する光学顕微鏡に、金属組織を画像データとして保存するPC を組み合わせたシステムの総称です。
部品や素材を切断してサンプリングした試料を樹脂に埋め込み、鏡面研磨後にエッチングします。
エッチングによって現出した金属組織を観察することで、サンプリングした部品等の加工や熱処理履歴を明らかにすることができます。
【用途】
・鉄鋼や非鉄金属合金の生地の金属組織観察による熱処理の良否の判定
・金属材料中に含有される非金属介在物の観察
・鉄鋼等の表面改質処理(硬質薄膜や浸炭層、窒化等の化合物層)の観察
【性能・特徴】
・観察総合倍率は、12.5、25、50、100、200、500、1000倍の7倍率。
・反射光を用いた明視野及び暗視野観察や、直線及び円偏向法、微分干渉法による観察が可能。
・1,200万画素CMOSカメラによる高精細な金属組織画像の取得。
・電動ステージによって試料を移動させ、複数枚の画像を貼合わせるタイリング画像取得機能。
・32インチワイドモニターによる金属組織画像の大画面表示。
機器情報
メーカー名 | カールツァイス株式会社 |
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型番 | 金属顕微鏡本体:Axio Imager M2m( CMOSカメラ Axiocam712、 電動ステージ付)、画像処理システム:Workstation Premium ZEISS 60A R2(hp Z6 特注仕様) |
仕様 | 装置寸法(縦×横×高さ):56cm × 39cm × 51cm 装置重量:54kg 消費電力量:1155VA 画像処理システムPCスペック:OS:Windows10、CPU:Intel Xeon Gold 5222 3.8GHz、GPU:NVIDIA Quadro RTX4000 8G、メモリ:DDR4-2933 128GB、SSD:M.2 512GB、DD:12TB RAID10 |
導入年度 | 2023 |
ご利用方法
試験計測(依頼試験)、技術開発受託で利用できます。