2021年2月17日
高圧示差熱天秤装置
概要
【用途・特徴】
この装置は、通常は大気圧下で測定するTG/DTA測定を加圧下で行えます。TG/DTA測定は、物質の温度を変化させながら、その物質の質量変化(TG)や試料と基準物質との間の温度差(DTA)を、温度または時間の関数として測定する方法です。これを高圧下で測定することで、通常のTG/DTA測定では確認できないさまざまな事象を観測することが可能です。例えば、TG/DTA測定を酸素加圧下で行うことにより、少ない試料で短時間に最低発火温度を測定することができます。
用途としては、高圧下でのTG/DTA測定、発火温度の測定有機物の耐熱性評価/有機物の分解危険性、発火危険性評価/高圧下での酸化耐久性評価が挙げられます。
機器情報
メーカー名 | 株式会社リガク |
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型番 | HP-TG/DTA |
仕様 | 使用圧力、空気、不活性ガス~10MPa2/酸素~5MPa2/温度範囲室温~800℃ |
導入年度 | 2007 |
ご利用方法
依頼試験(KISTEC事業名:試験計測)で利用できます。