2021年2月9日
X線透視装置
概要
様々な機械部品・電子基板・電子部品等のサンプルにX線を照射し、そのX線透過像から内部の構造や欠陥を観察する装置です。
【用途・特徴】
外観から判断できない機械部品の組立状況や構造、内部に存在する欠陥(割れ、空隙)、実装基板内層のパターンやスルーホール、はんだ接合部、電子部品内部などを非破壊で観察できます。
X線源の焦点寸法が、1μmと小さいので微細な部分まで観察できます。
観察可能なサンプルサイズは、最大で幅460 ×奥行410 ×高さ100mm、重量は最大5kg までです。
観察部位は外観画像により指定でき、ひずみの無いフラットパネル検出器が回転・傾動することにより着目部分を様々な方向から観察できます。
部品内部の観察や実装関係の品質確認や故障解析にお役立てください。
機器情報
メーカー名 | 株式会社島津製作所 |
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型番 | SMX-2000 |
仕様 | 搭載可能な観察サンプル 大きさ(最大) 幅470 × 奥行 420 × 高さ100mm 観察可能領域 幅460 × 奥行 410mm 質量(最大) 5kg未満(等分布荷重) 最大X線出力 X線管電圧 160kV X線管電流 200μA 定格出力 最大21W 焦点寸法 1μm X線管電圧 30~160kV/1kVステップ X線管電流 0~200μA/10μAステップ 定格出力 最大21W 漏洩X線線量率 防護箱外壁において 1μSv/h 以下 安全装置 正面扉が開いたときはX線が照射不可、また、X線照射中に正面扉が開いた場合は直ちにX線照射が遮断されるインターロック機構がついています。 付帯機器 X線照射表示灯、防護箱内部照明 |
導入年度 | 2012 |