2021年2月17日
加圧型示差走査熱量測定システム
概要
物質を温度制御プログラムにより昇降温した際の熱の出入りを測定する示差走査熱量測定を加圧下で行うことのできる装置です。また、マイクロスコープによる可視化や化学発光強度を熱量とともに測定できます。これによって、試料の状況が目視で確認でき、対象とする反応をより正確に把握、評価することが可能です。
当研究所では、固形化燃料の貯蔵時の安定性など、酸化反応による発熱,発火トラブルの解析や事故防止技術の支援、油脂や樹脂材料の劣化を防ぐ添加剤の性能評価、高圧下で使用する航空宇宙材料の熱的特性評価などに本システムを利用しています。
【用途・特徴】
物質を温度制御プログラムにより昇降温した際の熱の出入りを測定する示差走査熱量測定を加圧下で行うことのできる装置です。
酸素、窒素や水素加圧下での発熱挙動解析や、急速な温度変化が材料に及ぼす影響の評価から、航空宇宙材料や水素インフラ用材料の評価に使えます。また酸素加圧下での測定から、プラスチックやゴム製品の酸化安定性評価や、酸化劣化評価に利用できます。
酸素、窒素や水素加圧下での発熱挙動解析や、急速な温度変化が材料に及ぼす影響の評価から、航空宇宙材料や水素インフラ用材料の評価に使えます。
酸素加圧下での測定や化学発光測定から、プラスチックやゴム製品の酸化反応の評価に利用できます。
機器情報
メーカー名 | メトラー・トレド株式会社 |
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型番 | HP DSC 1 |
仕様 | 測定温度範囲:室温~600℃(昇温速度 0.01~50℃/min) 圧力範囲(ゲージ圧):0~10MPa(使用ガスにより異なります) 使用可能ガス:空気、酸素、窒素、水素等 |
導入年度 | 2013 |
ご利用方法
試験計測(依頼試験)で利用できます。