2021年3月1日
X線光電子分光分析装置(走査型・XPS)[Quantera SXM]
概要
極表面に、どのような元素が存在するか分析することができます。
試料表面の極薄い層(数nm)の元素分析(水素、ヘリウム以外)、半定量分析(検出限界~0.1at%程度)および化学結合状態分析ができます。
金属や半導体、酸化物、セラミックス、有機物などの絶縁物試料等、あらゆる固体が対象です。
【特徴】
・ビーム径9µm~200µmでの微小部分析
・試料最表面の元素分析、化学結合状態分析
-応用例-
薄膜、多層膜分析。
物質表面の変色、汚染、付着分析。
電子材料の不具合分析。
目視、顕微鏡では確認できない汚染物分析。
表面処理、ぬれ性など表面改質分析。
腐食、接合などのトラブル解析。
用途
♣ 目視、顕微鏡では確認できない表面の汚染、吸着、付着物分析
♣ 表面改質評価
♣ 金属薄膜の組成、化学結合状態の評価
♣ 物質表面のしみ、変色分析
♣ 電子材料の故障解析
機器情報
メーカー名 | アルバック・ファイ株式会社 |
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型番 | Quantera SXM |
仕様 | ・X線源 : Al KaモノクロX線 ・X線ビーム径 : 分析可能最小ビーム径:9µm ・試料サイズ : W70×D70×H18mm 以下 ・その他 : Arイオン銃、中和銃 |
導入年度 | 2010 |
ご利用方法
依頼試験(KISTEC事業名:試験計測)、委託受託(KISTEC事業名:技術開発受託)で利用できます。