2024年8月21日
粒径分布測定(動的光散乱法)
動的光散乱(DLS)法でブラウン運動を観測して、溶媒中に分散した微粒子やエマルションの粒径分布(粒度分布)を評価する湿式の試験です。試料には、測定中に沈降しない分散性が求められ、沈降粒子は観測にかかりませんのでご注意ください。高濃度の場合は、粒子のないブランク溶媒で希釈した方が信頼性の高いデータが得られます。なお、有機溶媒を含む様々な溶媒で測定できますが、低粘度であることが必要です。
測定可能サイズは、約 1 ナノメートル~7 マイクロメートル。設定温度範囲は、10℃~90℃。粒径の絶対値の算出には、分散溶媒の粘度と屈折率の値が必要です。一般的な溶媒の物性値は当所で持っていますが、混合溶媒など情報が未知の場合はご相談下さい。
【試験対象】
粒径が7マイクロメートル以下の沈降しない粒子。
【関連キーワード】
粒径分布(Particle Size Distribution)、粒度分布、動的光散乱法 (DLS)、ブラウン運動、ナノ粒子
使用機器
料金
NO. | 項目 | 単位 | 料金 |
---|---|---|---|
E4180 | 粒径分布測定(動的光散乱法) | 1試料につき | 9,020円 |