3Dプリンター(樹脂材料)による技術開発、製品開発、研究開発のための造形(試作)支援

情報・生産技術部
海老名
  • 3Dプリンター
  • 高分子材料
  • #3Dプリンター

3Dプリンターの特徴

3Dプリンター造形(試作)の支援を行っています。
UV 硬化型インクジェット造形方式の3Dプリンターを2台、光造形方式の3Dプリンターを1台設置しています。

(1) ProJet MJP 5500X-E(3D Systems 社製)UV 硬化型インクジェット造形方式

ProJet MJP 5500X-E
図1 ProJet MJP 5500X-E(3D Systems 社製)

 特  徴:・異なる素材(ABSライクとエラストマーライク)を混合して造形
      ・組付けしたまま造形
      ・サポート材がワックスのため破損が少ない
      ・広いエリアにより大小多数の造形パーツを一度に出力可能
 積層ピッチ:UHD モード16μm、XHD モード13μm
 造形範囲:518×381×295mm
 素  材:ABS ライク(ホワイト)、エラストマーライク(アンバー)

(2)AGILISTA-3100(KEYENCE 社製)UV 硬化型インクジェット造形方式

AGILISTA-3100
図2 AGILISTA-3100(KEYENCE 社製)

 特  徴:・靭性があるから割れにくい
      ・透明性のある樹脂
      ・水溶性のサポート材
 積層ピッチ:20μm
 造形範囲:297×210×200mm
 素  材:アクリル系透明樹脂

(3)MSDS-SA5/4KHi(Mits 社製)光造形方式

MSDS-SA5/4KHi
図3 MSDS-SA5/4KHi(Mits 社製)

 特  徴:・人肌のような柔らかい造形ができる
      ・伸縮性がある
 積層ピッチ:25μm、50μm
 造形範囲:150×85×180mm
 素  材:ショアA2ゴムライク樹脂、ショアA5ゴムライク樹脂、
      ショアA13ゴムライク樹脂、ショアA50ゴムライク樹脂、
      ショアA25ゴム弾性樹脂、ショアA55ゴム弾性樹脂、
      耐熱性アクリル樹脂

支援事例

最終デザインの確認、工業用品、玩具などの幅広い分野の試作を支援しています。
3DCADデータ(STLデータ)をいただき、造形費用をお見積、造形致します。
また、データの作成も行っていますのでご相談ください。なお、装置や造形サンプルの見学も可能ですので、お問合せください。

ProJet MJP 5500X-Eで出力した造形物(ABSライク、エラストマーライク)
図4 ProJet MJP 5500X-Eで出力した造形物(ABSライク、エラストマーライク)

ProJet MJP 5500X-E(図1)の装置は、ABSライク(ホワイト)とエラストマーライク(アンバー)の混合によって軟度を可変でき、またパーツごとに軟度の指定ができます(図4)。

14段階の硬度モデル
図5 14段階の硬度モデル

図5:左手の上から反時計回りで、ABSライク、ショアD75、70、65、60、55、50、ショアA90、80、70、60、50、40、エラストマーライクの14種類から選択できます。

AGILISTA-3100で出力した造形物
図6 AGILISTA-3100で出力した造形物

AGILISTA-3100(図2)の装置の造形素材は、透明性があるので内側の構造や動きを確認することができます(図6)。また、靭性があるので割れにくく、二次加工しやすい素材です。

MSDS-SA5/4KHiで出力した造形物
図7 MSDS-SA5/4KHiで出力した造形物
(右:ショアA13ゴムライク樹脂、左:アクリル樹脂)

MSDS-SA5/4KHi(図3)の装置で使用できる樹脂は、人肌の柔らかさ(ショアA2)から硬い素材(アクリル樹脂)まで造形できます(図7)。
ゴムライクは弾力や伸縮性があります。オーバーハングの形状や造形中の不安定な形状がなければサポート材付与の必要がなく、空洞の臓器などの造形も可能です。

参考料金

料金(出力費用)

ご利用を希望される方へ

このページのご紹介内容は、依頼試験でご利用いただけます。

使用機器

3Dプリンター [ABSライク/エラストマーライク] (UV硬化型材料噴射式AM)
3Dプリンター [アクリル系透明樹脂] (UV硬化型材料噴射式AM)
超軟性造形対応光造形3Dプリンター

料金

NO. 項目 単位 料金
E4991 三次元造形 (小型インクジェット式3Dプリンター) 1時間当たり 770円
E4998 三次元造形 (インクジェット式3Dプリンター) 1時間当たり 2,970
E5000 三次元造形 (光造形式3Dプリンター) 1時間当たり 1,430

ご利用方法

依頼試験(KISTEC事業名:試験計測)で利用できます。