2023年5月12日
IoT技術による家具(椅子)の強度試験機の見える化
家具(椅子)の強度試験機の特徴
KISTECにある家具(椅子)の強度試験機(図1)は、昭和49年製の古い機器ですが正常に動作しています。しかし、下記のような問題点があります。
・ 試験機の制御盤(カウンター)を見ないと負荷の回数がわからない
・ 家具(椅子)が壊れても停止しないため、常に監視している必要がある
・ 他の場所(研究室など)で、試験機の様子を見たい
【Webベースの見える化システム】
上記の問題を解決するために、IoT技術を導入してWebベースの見える化システムを開発しました。
Raspberry Piを用いて、強度試験機のカウンタスイッチのON/OFFのデータ取得で回数のカウントやUSBカメラでの画像取り込みました(図2)。さらに、Raspberry Piの中にWebサーバを立ち上げ、これらのデータをネットワークに接続しているパソコンのWebブラウザで見ることが可能となりました(図3)。
ご利用方法
委託受託(KISTEC事業名:技術開発受託)で利用できます。
今回のIoT技術による家具(椅子)の強度試験機の見える化の事例については、
木材加工、金属加工の業種の方にお勧めです。
古い装置をIoT化することで、作業の効率化につながります。
【PRポイント】
Raspberry Piを利用して、このようなシステムを自分で構築したい時に、プログラム作成方法から技術支援することが可能です。