2023年5月16日
FE-SEMによる備長炭の形態観察
FE-SEM(電界放出型走査電子顕微鏡)による拡大観察をおこなうことで表面の形態がわかります。
使用機器
電界放出型走査電子顕微鏡 株式会社日立ハイテクノロジーズ S-4800
太い孔が「道管」で根から水を吸い上げる管で、人間で言えば血管のようなものです。
「道管」の壁面にも孔が確認できます。
備長炭は樫を材料とした木炭(狭義には姥目樫)で、硬くて火持ちが良いことが知られています。
割った面を観察してみると、無数の細孔を確認することができ、1g当たり200~300m2(テニスコート1面強)の表面積があると言われております。
この非常に大きな表面積により匂いを吸着します。
炭は電気が流れるので、小さく割って試料台に固定すれば観察に供することができるのですが、この表面積の影響で真空引きに時間がかかります。
ご利用を希望される方へ
このページのご紹介内容は、依頼試験でご利用いただけます。
使用機器
料金
NO. | 項目 | 単位 | 料金 |
---|---|---|---|
K1010 | 走査電子顕微鏡観察 (電界放出型・FE-SEM/EDS)[S-4800] 5万倍以下 |
観察倍率5万倍以下 1条件につき | 21,450 |
K1015 | 走査電子顕微鏡観察(電界放出型・FE-SEM/EDS)[S-4800] 5万倍以下 条件追加 |
観察倍率5万倍以下 1条件追加につき | 4,950 |