FE-SEMによる備長炭の形態観察

川﨑技術支援部
溝の口
  • 微細構造観察
  • 無機材料
  • #電子顕微鏡
  • #形状観察

FE-SEM(電界放出型走査電子顕微鏡)による拡大観察をおこなうことで表面の形態がわかります。

電界放出型走査電子顕微鏡(FE-SEM/EDS)

使用機器

電界放出型走査電子顕微鏡 株式会社日立ハイテクノロジーズ S-4800

FE-SEMによる備長炭の形態観察
観察倍率300倍

太い孔が「道管」で根から水を吸い上げる管で、人間で言えば血管のようなものです。

FE-SEMによる備長炭の形態観察
観察倍率1,000倍

「道管」の壁面にも孔が確認できます。

備長炭は樫を材料とした木炭(狭義には姥目樫)で、硬くて火持ちが良いことが知られています。
割った面を観察してみると、無数の細孔を確認することができ、1g当たり200~300m2(テニスコート1面強)の表面積があると言われております。
この非常に大きな表面積により匂いを吸着します。

炭は電気が流れるので、小さく割って試料台に固定すれば観察に供することができるのですが、この表面積の影響で真空引きに時間がかかります。


ご利用を希望される方へ

このページのご紹介内容は、依頼試験でご利用いただけます。

使用機器

走査電子顕微鏡(電界放出型・FE-SEM/EDS)[S-4800]

料金

NO. 項目 単位 料金
K1010 走査電子顕微鏡観察
(電界放出型・FE-SEM/EDS)[S-4800]  5万倍以下
観察倍率5万倍以下 1条件につき 21,450
K1015 走査電子顕微鏡観察(電界放出型・FE-SEM/EDS)[S-4800] 
5万倍以下 条件追加
観察倍率5万倍以下 1条件追加につき 4,950