2022年12月10日
X線透過観察事例
観察例1 PCのCPU
通常のICはリードフレームと呼ばれる端子で接続されますが、CPUは端子では数が足りないためデバイス背面に並べられたボール状のはんだにより電極と接合されます。
この接合方式ははんだの形状からBGA(Ball grid array)といわれます。
この試料は不良品ではないので特に問題はありませんが、接合不良の場合ははんだが変形していたり、隣同士がくっついたりした様子が確認できます。
観察例2 IC内部の非破壊観察
リードフレームから伸びているAuワイヤが確認できます。
実際は中央にシリコンチップが搭載されているのですが、シリコンは軽元素なのでX線が透過してしまい、存在するはずのシリコンチップが見えずにAuワイヤが宙に浮いているように見えます。
観察例3 ロッカスイッチの接触状態観察
観察例4 断線しかかっている配線の非破壊検査
使用機器
料金
NO. | 項目 | 単位 | 料金 |
---|---|---|---|
K1720 | マイクロフォーカスX線検査装置 | 30分以内 | 7,040 |
K1725 | マイクロフォーカスX線検査装置 追加 | 追加15分当たり | 3,080 |
K2720 | マイクロフォーカスX線検査装置 [MXT-160UU] (30分以内) | メディエックステック MXT-160UU | 4,070円 |
K2725 | マイクロフォーカスX線検査装置 [MXT-160UU] (追加15分当たり) |
メディエックステック MXT-160UU | 1,650円 |
ご利用方法
依頼試験(KISTEC事業名:試験計測)、機器使用で利用できます。