2022年12月9日
多接合太陽電池の分光感度測定
多接合型（積層型, タンデム型とも呼ばれる）太陽電池は、吸収波長の異なる太陽電池を複数積み重ねて広範囲の光を電気に変換できるように設計された太陽電池です。
全体の分光感度を一度に測定することができないため、測定対象以外の層を励起するような光学フィルターを選択して個別に測定をおこなう必要があります。
分光感度測定装置とフィルターを組み合わせることで、多接合太陽電池の分光感度を測定することができます。
分光感度測定装置 分光計器株式会社 CEP-2000MLQR
バイアス光：白色光 + 690nm以下カットフィルタ
バイアス光：白色光（フィルタなし）
バイアス光：白色光 + 400～900nmバンドパスフィルタ
3層を合わせるとかなり広い範囲の光を電気に変換できていることがわかります
今回のような分光感度測定を実施した場合は、下記料金表が適用されます。詳細はお問い合わせください。
測定条件および測定点数により費用が変わりますので詳細は担当職員にご相談ください。
使用機器
料金
| NO. | 項目 | 単位 | 料金 |
|---|---|---|---|
| K3310 | 太陽電池のIPCE測定 | １試料につき | 41,360 |
| K3312 | 太陽電池のIPCE測定 追加 | １試料または１条件追加につき | 11,660 |
| K3660 | 光学測定に関わる作業 | １時間につき | 7,260 |
ご利用方法
依頼試験（KISTEC事業名：試験計測）で利用できます。
