2024年12月9日
メカニカル速度リミットロック装置の開発
ダブル技研株式会社、東海大学、KISTEC情報・生産技術部
近年、人間共存型ロボットは人の近くで作業を行うため、ロボットのコンピュータやセンサーが故障した場合、人とロボットが衝突してしまう可能性があり、その危険性がロボットの商品化や普及を妨げています。
そこで本研究では、ロボットの暴走事故を防ぐために、東海大学甲斐研究室で開発された、電気を使わない受動的機械要素(歯車やバネやダンパー)のみで構成されるという特徴を持つメカニカル速度リミットロック装置を基に、KISTECとダブル技研(株)が加わり実用化研究を実施しました。初年度は適用範囲の拡大のため小型化や停止時の衝撃吸収機能の付加を実現し、今年度はさらなる応用範囲を広げるための実用化検証として、車椅子に安全ブレーキとして適用したものを製作し、実験結果と共にテクニカルショウヨコハマ2020に出展して広くユーザーニーズを取得しました。
テクニカルショウヨコハマ2020への試作品展示