そこにも、数学
ー社会と技術をつなぐ、もうひとつの「ことば」ー

募集を締め切りました。たくさんのお申し込みをありがとうございました。

講義日程

2024年3月14日(木)

14:00~16:00


オンライン開催

定員: 80名

先着順にて承ります

対象 本テーマにご関心をお持ちの方はどなたでもご参加いただけます。

受講無料

講師

現象のモデリング
―「ことば」としての数学

講師:水藤 寛(すいとう ひろし)氏

東北大学 材料科学高等研究所 副所長・教授
数理科学共創社会センター センター長

身の回りのネットワークは
何次元?~人間関係から
インターネットまで

講師:藤木 結香(ふじき ゆか)氏

東北大学 学際フロンティア研究所 助教

ご案内

数学は苦手ですか? 
 現代はかつてないほどデータ本位の時代になりました。データとは、いわば、具体的な事柄を数字や記号で置き換えたもので、「ことば」の一種とも言えます。「数学」という言語では、数字と記号を単語として現象やものごとの関係性を説明します。そしてそこには、関係性や振舞いを表現するための偏微分方程式系や、因果関係を抽出するための統計的因果推論、関係性(ネットワーク)の形を議論するためのネットワーク理論やフラクタル理論などなど、多様な言い回しが用意されています。
 いま数学は限られた専門家(と受験生)のためのものだけではなくなって、世の中のさまざまな事象を支えています。支えていることが、より明らかになりつつあるといえるでしょう。社会とそれを支える技術が大きく転換するとき、それまで背面や底面にしまわれていたものの覆いがぱっとはがれる瞬間があります。
 テクノロジーの社会実装が叫ばれる中、数学はそこにどんなふうに関わることができるでしょうか。ChatGPTのような生成AIのリリースにより、AIの普及が「ことば」との付き合い方も変えようとしています。ことばは正直、めんどくさい。数学もまたしかり。本セミナーでは、敬遠されがちな数学の役割の重要性と社会とのつながり方についてご紹介します。

先端科学技術セミナー2023開催主旨

 新しい社会のありようとはどんなものでしょうか?その姿とそれを描き出す術が地域社会でも模索されています。持続可能性、脱炭素、健康長寿、平等性、多様性・・・キーワードも出揃って、目指すところは「フラット化」でしょうか。さてではその実現に向けて開発が進むテクノロジーの方はどうなんでしょう?果たして誰もがひとしなみにその恩恵を享受できるものになっていくのでしょうか?
 デジタルテクノロジーの進化が、さまざまな場面で「時短」を可能にしています。それはあたかも時間の流れ自体を加速させるかのように認識を変えて行きます。そして研究者自身もまた、かつて考えられなかったほど短い時間で研究・開発を行うことが可能になったと実感しています。そのことは、研究に着手してから成果創出に至るまでのサイクルが短くなり、「超えられなかったハードル」を軽々と飛び越え、世に新たな知見をもたらすことが早くできるようになる一方、次に取り組むべき研究テーマも見つけ出さなければならなくなったことを意味しています。
 テクノロジーは「できる」の領域を広げていきます。「できる」はどこへ、何を目指して拡張していくのでしょうか?
 本セミナーシリーズで、講師の方々とともにさまざまな視点から探っていきます。

 

募集を締め切りました。たくさんのお申し込みをありがとうございました。

申込要領
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人材育成部 教育研修課 教育研修グループ
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