EMC入門セミナー【募集終了】
電子機器を開発する際、ノイズに関するEMC試験や対策技術は必須のものとなってきています。 しかしながら、商品開発・設計とは違い、ノイズは広範、意図しない電磁現象を相手にするため、どうしてもある程度の電磁気学の理解が必要になります。また、EMC試験に合格するためには、どの様なノイズをどう試験するのか、を理解した上で、設計段階からその対策を図面に入れておかなければ、製品化直前に苦労します。 本講座では、ノイズとは何か、といった基本から説き起こし、数式を極力使わないノイズの物理を解説した後、EMC試験の概要と、対策技術を学んで行きます。仕上げには、電子機器のノイズ対策として最も重要な、プリント基板上のノイズ対策も解説します。
令和6年5月28日(火)、29日(水) 全2日間 13:00~17:00
詳細
- 会場 オンライン(Zoom)
- 受講料 18,000円(税込、テキスト代込)
- 申込締切日 令和6年5月8日(水)
- 講師 倉西 英明(倉西技術士事務所)
こんな方におすすめ
- EMCに関する概要を知りたい方
- 電子機器の設計、開発、製造に関わる方
このセミナーの受講で身に付くこと
- 電磁的なノイズに関する基礎知識
- EMC試験の概要
- ノイズ対策技術
カリキュラム
5月28日(火)<1日目>
- ノイズの基礎とEMC
- ノイズとは何か
- 電磁エネルギーとその出入り
- ノイズの定義
- 電子機器の干渉とEMC
- エミッションとイミュニティ
- ノイズの時間的特性
- ノイズの伝達経路
- ノイズの物理
- 物理の話に入る前に
- ノイズと物理法則
- 交流の基礎知識
- 交流とスペクトル
- 見えないLとC
- 共振現象
- 電磁波の発生とアンテナ
- 伝送線路
- ノイズ問題のGNDとは
- ノイズの計測・評価
- ノイズ計測とデシベル
- スペクトル測定
- 電波暗室とレシーバ
- ノイズとは何か
- EMC試験の概要
- エミッション試験
- 雑音端子電圧
- 雑音電界強度
- 電源高調波
- フリッカ
- イミュニティ試験
- 静電気放電
- 放射イミュニティ
- ファーストトランジェント/バースト
- 雷サージ
- 伝導イミュニティ
- 電源周波数磁界
- 電源電圧ディップ・瞬電
- エミッション試験
5月29日(水)<2日目>
- ノイズ問題の方法論と技術論
- ノイズ問題の方法論
- 素早く原因を掴むコツ
- 再現性を確保する手法
- ノイズ問題の技術論
- 発生源を抑える
- 伝達経路を断つ
- アンテナを作らない
- 設計時の対策技術
- 回路設計
- 機内・機外ケーブル
- フレーム・筐体
- 既製品・外部設計品
- 設計後の対策技術
- 磁性コア類
- フィルタ
- シールド・GND強化部材
- ノイズ問題の方法論
- プリント基板のノイズ設計
- プリント配線の基礎
- 基板とノイズ
- 基板パターンと伝送線路
- 信号とリターン経路
- 電源層・GND層
- 部品配置の要点
- パワエレ回路の配置
- 高速回路の配置
- 対策部品の配置
- 配線設計の要点
- クロックの配線
- 電源周りの配線
- 高速信号の配線
- 外部接続周りの配線
- プリント配線の基礎
受講料支払い方法
原則、申込締切日以降に請求書を郵送いたします。 請求書に記載されている指定の口座に、開講日までにお振り込みください。 開講日までのお振り込みが難しい場合は、事務局までご連絡ください。
リーフレット
キャンセルについて
原則、キャンセルはお受けいたしかねます。
やむを得ない事情によりキャンセルをご希望される場合は、令和6年5月8日(水)までに事務局にご連絡ください。
期日以降のキャンセルについては、受講料のお支払いが必要となります。
確認事項<重要>
次の事項をご確認の上、お申込ください。
- オンライン講座に関する規約をご承認いただいた上で、お申込をお願いいたします。尚、受講は1回の申込につき1名に限ります。
- 申込フォームでは一度で1名の申込しかできません。複数名お申込を希望される場合は、お手数ですが、都度、申込フォームのご入力をお願いいたします。
- Zoomを利用できる環境をご用意ください。
- PCまたはスマホ・タブレット、インターネット回線(有線LAN 接続推奨)、機器に接続可能なスピーカー・マイク・カメラ(機器内蔵の場合は不要)など。
- Zoomアプリをインストールした上でご受講いただくことを推奨しております。またZoomアプリからご参加される方は、アプリを最新版にアップデートの上ご参加ください。
- ブラウザからご参加される方は、推奨ブラウザのご使用にご協力ください。
- 申込締切後、受講決定者には受講料請求書等の必要書類を郵送、Zoomログイン情報等(案内メール)をお送りいたします。また、受講日前日までにテキストをお送りします。
- 講義内容の一部、およびすべてを複製、転載または撮影、配布、印刷など、第三者の利用に供することを禁止します。
- やむを得ない事情により、日程・内容等の変更や中止をする場合があります。
お問合せ
(地独)神奈川県立産業技術総合研究所 人材育成部 教育研修課 産業人材研修グループ TEL 046-236-1500 Eーmail sm_sangyoujinzai★kistec.jp ※★を@に変換してください。