日本の生成AIと企業における活用状況
日 時 2024年9月18日(水)
13:30~17:00
受講料 無料
定 員 100名(先着順にて承ります)
開催方法
Zoomウェビナーによるオンライン講座
対象者
- 生成AI に興味のある中小企業の技術者、経営者及び一般の方
- 企業や大学・研究機関の技術者・研究者
- 生成AI の基本を理解したい方
- 生成AI の産業応用に関心のある方 など
プログラム
13:30~13:35
開 会
13:35~14:35
講師 岡崎 直観 氏
東京工業大学
情報理工学院
教授
日本語に強い大規模言語モデル
東京工業大学情報理工学院の岡崎研究室と横田研究室、国立研究開発法人産業技術総合研究所(AIST)の研究チームでは、日本語に強くオープンな大規模言語モデルSwallowを開発しています。本講演では、大規模言語モデルの動作原理を簡単に説明した後、Swallowプロジェクトにおける大規模言語モデルの開発過程、および最近公開したLlama3 Swallowの性能や今後の課題を紹介します。
14:35~14:45
休 憩
14:45~15:45
講師 石原 由美子 氏
IT経営マガジン「COMPASS」
編集長
生成AIと中小企業経営への影響
2023年に「ChatGPT」が大ブームとなり、次々と生成AIサービスが登場しました。ただ、ニュースに登場する活用事例は大企業や自治体が多く、中小企業の現場では、「騒がれているのは知っているけど何に使うの?」という疑問の声も聞こえてきます。まずは小さなことから現場の業務に沿って試してみることが大切です。一方で、AIがどんどん賢く仕事をこなすことに脅威や恐怖を感じる方もいらっしゃるでしょう。本セミナーでは、生成AIを業務で使うヒントとしていくつかのサービスを紹介し、さらに生成AI時代の経営の在り方について考えていきます。
15:45~15:55
休 憩
15:55~16:55
講師 小宮 昌人 氏
株式会社 d-strategy, inc
代表取締役CEO、
東京国際大学
データサイエンス研究所
特任准教授
Generative DX戦略 ~産業における生成AI活用によるビジネスモデル・オペレーションモデル変革~
現在の産業における生成AI活用は、生成AI自体の単独での活用からより踏み込んでデータ・ノウハウを学習させて活用する形へとシフトしてきています。『Generative DX戦略』とは、生成AIを既存のDXのアプローチに融合させることで、自社のデータ、オペレーション、DXの取り組みを拡張するアプローチを指します。(1)自社オペレーションを効率化・生産性向上させるとともに、(2)他社にソリューション外販することによるビジネスモデル変革を行う2つの方向性が存在しています。本セミナーでは、これら産業での生成AI活用を通じたビジネスモデル・オペレーションモデル変革(Generative DX戦略)の事例や論点等についてご紹介します。
16:55~17:00
閉 会
本セミナーの開催趣旨
神奈川県立産業技術総合研究所で開催した過去の生成AI関連講演会やセミナーより、日本の生成AIの取り組みや企業における活用事例の紹介が強く望まれています。日本国内で進行中の生成AIプロジェクトや研究成果は既に多く報道されておりますが、今回は東京工業大学 岡崎直観教授をお招きして、東京工業大学情報理工学院の岡崎研究室と横田研究室、国立研究開発法人産業技術総合研究所(AIST)の研究チームによって開発された、日本語に強い大規模言語モデル「Swallow」をご紹介いただきます。
また、企業における生成AI活用は経営と技術の二つの側面から現状と活用実態を紹介することとし、特に中小企業の経営を熟知されている中小企業のためのIT経営マガジン「COMPASS」編集長 石原由美子氏に生成AIと中小企業への影響についてご紹介いただきます。技術の側面については、国際的に産業におけるデータ共有圏を観察し国内に対して提言されてきた東京国際大学 小宮昌人特任准教授に産業での生成AI活用を通じたビジネスモデル・オペレーションモデル変革(Generative DX戦略)の事例や論点をご紹介いただきます。
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主催
地方独立行政法人 神奈川県立産業技術総合研究所
お問い合わせ
人材育成部 教育研修課 教育研修グループ
TEL:044-819-2033
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