品質不正防止に向けたシステム運用の盲点と対策の検討

 近年、日本を代表する名門企業による品質不正問題が表面化しています。この問題の奥深くには経営層のマネジメント力や製造現場の組織能力など、数多くの問題が潜んでいる点が指摘されていますが、これらと同時に、各企業において現在導入されている品質管理システムが、不正を防止する上で有効に機能していない状態であることも問題であると考えられ、こうした点はこれまで詳細に議論されてこなかったように思われます。この問題を考える上では、まずは工場内のシステム連携が容易ではない点について、その状況や理由を理解していなければなりません。
 よって本講義では、この議論からはじめ、品質管理業務の現状と問題点を分析した上で、どのような品質管理システム、ソフトウェアが求められているのかを具体的事例をもとに体験するとともに将来像を展望します。さらに受講者自身についてもグループワークの中で課題抽出を行い、業務への反映を目指してもらいます。

令和6年11月20日(水) <対面>

  • 会場 地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)海老名本部
  • 受講料 11,000円(税込、テキスト代込)
  • 申込締切日 令和6年11月8日(金) ※延長しました。
  • 定員 25名程度
  • 講師 外山 明(大阪経済大学 経営学部 経営学科 准教授)
  •    萩原  健太(宇部情報システム株式会社 東日本営業部)
  •    下﨑  康平(宇部情報システム株式会社 ソリューション開発部)

こんな方におすすめ

  • システムによる品質検査データの改ざん防止手法を知りたい方
  • 品質管理に関して内部統制に課題があると考えている方
  • 製造現場の品質管理業務を効率化したいと考えている方

この講座の受講で身に付くこと

  • 品質管理現場の現状とシステム連携の問題に関する見識
  • 不正防止、内部統制に必要となる品質管理システムの機能の理解
  • 品質管理業務を効率化するために実施すべきことの知識

カリキュラム

時間内容
13:00 ~ 14:30【講義】
・品質管理の現場とシステムの問題
・品質不正発生の要因
・品質管理システムによる対応策の検討
14:45 ~ 16:00【品質管理システムデモ】
・講義で挙げた課題対応のシステムデモ;QC-One(宇部情報システム製)
データ改ざん防止や業務効率化に繋がる装置連携のデモをご覧いただき、人為的なミスの抑止をサポートする品質管理システムを実際にご体験いただけます。
16:00 ~ 16:15【将来展望】
・今後日本の品質管理における課題について
16:15 ~ 17:30【グループワーク】
・受講者の職場での課題抽出と対応案
・発表

受講料支払い方法

 原則、申込締切日以降に請求書を郵送いたします。
 請求書に記載されている指定の口座に、開講日までにお振り込みください。
 開講日までのお振り込みが難しい場合は、事務局までご連絡ください。

リーフレット

キャンセルについて

 原則、キャンセルはお受けいたしかねます。
 やむを得ない事情によりキャンセルをご希望される場合は、令和6年11月8日(金)までに事務局にご連絡ください。
期日以降のキャンセルについては、受講料のお支払いが必要となります。

確認事項<重要>

次の事項をご確認の上、お申込ください。

  • 申込フォームでは一度で1名の申込しかできません。複数名お申込を希望される場合は、お手数ですが、都度、申込フォームのご入力をお願いいたします。
  • 派遣責任者がいらっしゃる場合は、申込フォームに記載をお願いします。    
  • 申込締切後、受講決定者には受講料請求書等の必要書類を郵送いたします。
  • 講義内容の一部、およびすべてを複製、転載または撮影、配布、印刷など、第三者の利用に供することを禁止します。
  • やむを得ない事情により、日程・内容等の変更や中止をする場合があります。
お問合せ
 (地独)神奈川県立産業技術総合研究所 人材育成部 教育研修課 産業人材研修グループ
  TEL 046-236-1500  Eーmail sm-hinkan★kistec.jp  ※★を@に変換してください。

申込フォーム