RoHS/REACHに対応する自律的マネジメントシステムの構築【体験編】
~リスキリング~新たなスキルの発掘、今のスキルの深堀を目指して!
【本質理解編】化学物質規制の本質と世界動向
第1回 2024年6月28日(金)10:00~17:00【本質を理解する】募集を締め切りました
第2回 2024年8月28日(水)10:00~17:00【変化を読む】募集を締め切りました
【体験編】募集中
日程:第3回 2024年10月31日(木)10:00~17:00【体験する】
定員
第3回 25名(先着順)
対象者
日常的に実務として法規制対応をしている上級担当者、本質理解編を受講された方
受講料
【体験編】2024年10月31日(木)
本質理解編未受講の方(※) | 22,000円(税込) |
本質理解編を受講された方 | 18,000円(税込) |
会場
かながわサイエンスパーク内講義室(川崎市高津区坂戸3-2-1)Map・アクセス詳細はこちら
- JR南武線「武蔵溝ノ口」・東急田園都市線「溝の口」下車 シャトルバス 5 分
- JR 新横浜駅より東急バス(有料)直行「溝の口駅」行き30 分 「高津中学校入口」下車徒歩3分 東急バスのアクセスはこちら
※感染症対策を実施の上で開催いたします。 感染症対策の詳細はこちら
カリキュラム内容と日程
内 容:CASの事例紹介、CAS構築の事例演習
自律的なマネジメントシステムであるCAS(Compliance Assurance System:遵法システム)の構築方法を事例紹介、演習を通して学びます。
演習では、製造工程におけるリスクの定量化、リスクの見極め、サプライヤーの信頼性評価、品質保証体系図への法的要求事項のマッピング手順など、CAS構築に必要な具体化手順をケースメソッドにより学びます。自社のCASの文書化に活用できる資料を多数提供します。
10:00~10:10(10分) | オープニング |
10:10~11:30(80分) | 先進企業のCASの事例紹介 登壇企業: ・アインズ株式会社様 ・株式会社アマダ様 ・サンエスシステムズ株式会社様 ・ソレキア株式会社様 |
11:30~12:00(30分) | パネルディスカッション |
13:00~14:00(60分) | CASの構築手順 |
14:10~16:00(110分) | グループ演習:ケースメッソドによるCAS構築 |
16:00~16:30(30分) | グループ発表 |
16:30~17:00(30分) | Q&A ※終了後、個別相談会(事前申込要) |
講師:(一社)東京環境経営研究所(TKK) 所長 松浦 徹也 氏 ほかTKK所属 シニアコンサルタント
演習例
カリキュラム編成者からのメッセージ
日本企業は、海外特にEUの規制法の動向にナーバスで、新規法規制や改正情報の入手に注力しています。最近の傾向として、新情報入手が目的化しており危惧されます。
EUの遵法の基本は「遵法のためのデューデリジェンス(DD: Due Diligence)」で、法規制の本質を知り、自社の製品や状況を踏まえて、仕組みで遵法宣言を行うことが求められています。最新情報を入手することは必要不可欠ですが、それだけでは十分でなく、新たな情報を自社の中でどのように利用するかが求められています。
DDは、第三者に説明できなくてはならならなく、自律的なマネジメントシステムのCAS(Compliance Assurance System 遵法システム)が必要となります。
本講座は、講師による説明に加えて、補助資料、事前質問、当日質問(Chatやface-to-face)、後日のフォロー質問や参加者間の情報共有が充実してます。さらに「体験編」では自社のCASの在り方やレビューを行います。
同時に、受講者個人がリスキリングのための法規制対応では何が求められているか、自分に向いているかを知り、深めるべき内容を知り、実務に生かす具体化手順を知ることができるようになります。国をあげて提唱している「リスキリング」のスタート切るきっかけを提供することも目指しています。
今年の開催形式は、本質理解編はハイブリッド形式、体験編はリアル形式で対面式を重視しています。是非、対面で日頃の疑問を気軽に講師に問いかけをしたり、受講者間で情報交換をしたりして、講座企画外の情報を入手してください。
リアル、Webでお目にかかれることを楽しみにしております。
一般社団法人東京環境経営研究所(TKK) 所長
一般社団法人産業環境管理協会 技術参与
松浦徹也 (中小企業診断士・環境計量士)
2024年度「RoHS/REACHに対応する自律的マネジメントシステムの構築」コースのねらい・特色
2001年10月にオランダ当局はヨーロッパ向けゲーム機の周辺機器の一部に、同国規制で許容されるレベルを超えたカドミウムを含有しているものがあると判定し輸入制限をしました。当社は、当局による同国法の解釈には疑義を留保しながらも、同国規制に適合した該当周辺機器を確保し、不適合品と交換の上、ゲーム機のヨーロッパ市場向け出荷を12月中旬より再開しました。
しかし、クリスマス商戦に大きな影響が出て、営業利益へはマイナスの影響は約60億円とするなど、現在もホームページでこの事件の経緯を公開しています。日本企業が輸出製品に適用される海外法規制の重要性に気づかされ、現在の遵法体制の意識の高まりをもたらした「事件」です。江戸時代の黒船来航のイメージです。
2001年以降の日本企業は、海外特にEUの規制法にナーバスになり、新規法規制や改正情報の入手に注力しています。オランダのゲーム機「事件」を知っている世代が交代し、新情報の入手が目的化していることが懸念されてきています。伝言ゲームのごとくだんだんと情報の本質が落ちていくようなイメージです。
EUの遵法の基本は「遵法のためのデューデリジェンス(DD:Due Diligence)」です。DDは法規制の本質を知り、自社の製品や状況を踏まえて、仕組みで遵法宣言を行うことが求められています。最新情報を入手することは必要不可欠ですが、それだけでは十分でなく、新たな情報を自社の中でどのように利用するかがもとめられます。DDの数値的な基準はなく、第三者に説明できなくてはならなりませんので、仕組みが必要となります。
この仕組みがCAS(Compliance Assurance System 遵法システム)で、自律的なマネジメントシステムです。
本講座は、輸出製品に求められる環境規制法の本質理解から自律的なCAS構築までの一連のステップを3回に分けて開催します。
第1回:輸出製品に要求される日米欧中の環境、化学物質規制法の基本的要求
第2回:輸出製品に要求される環境、化学物質規制法の論点及び日米欧中以外の気になる規制法
第3回:CAS構築の事例演習
本講座のゴールの第3回は、先進企業からCASの実例を発表していただき、事例企業についてCAS構築の体験をしていただきます。本講座は、講師による説明に加えて、補助資料、事前質問、当日質問(Chatやface-to-face)、後日のフォロー質問や参加者間の情報共有で、自社のCASの在り方やレビューを行うことが目的としています。
本講座はもう一つ受講者個人を向けの目的があります。
昨今、国をあげて「リスキリング」が提唱されています。自分の目指すスキルは何か、持っているスキルの深め方など、戸惑いがあります。
第1回で法規制対応何が求められているか、自分に向いているかを知り、第2回で深めるべき内容を知り、第3回で実務に生かす具体化手順を知ることで、「リスキリング」をイメージできます。
多くの受講者が求める「初級者から中級者へ」、「中級者から上級者へ」、「上級者から専門家へ」という「スキルの深め方」は、アプローチの差異に気づけば乗り越えられるものです。本講座を通して「アプローチの差異」に気づいていただき、「リスキリング」への歩みができるようにすることも目的です。
後援
(一社)東京環境経営研究所 (一社)東京都中小企業診断士協会 (公社)環境科学会 (一社)表面技術協会
(一社)電子情報技術産業協会 (一社)日本電子回路工業会 (一社)エレクトロニクス実装学会 (公社)自動車技術会 川崎商工会議所 (株)ケイエスピー
関連講座
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人材育成部 教育研修課 教育研修グループ
TEL:044-819-2033
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