~データ分析に基づく条件最適化~
システム構成とコストマネージメントから考える海洋水産資源開発
■受講後、得られる知識
設備のコスト計算方法やランニングコストの試算方法を中心に学びます。
事業における最低限のコストを把握する事を目標に、事業コストの最適化を学ぶ事が出来ます。
■ 講義日程
令和7年2月4日(火) 10:00~17:00
■ 定員
18名
■ 受講料
18,000円(税込み)
■ 対象者
●陸上養殖、養殖等に係わる水産業界のご担当者
●水処理等に係わる施設、設備、エンジニアメーカーのご担当者
●新規事業・テーマの企画あるいは推進のご担当者
●陸上養殖に投資を考えている投資家や金融機関
■ 会場
かながわサイエンスパーク(KSP)内 201講義室 (川崎市高津区坂戸3-2-1)
JR南武線「武蔵溝ノ口」駅・東急田園都市線「溝の口」駅下車、シャトルバス 5 分
※感染症対策を実施の上で開催いたします。 感染症対策の詳細はこちら
■ 講師
玉川大学 農学部 先端食農学科
増田 篤稔 教授
東海大学海洋学部を卒業後、ヤンマー株式会社にて、水産関連の研究用装置の開発および研究を行う。
2016年4月より玉川大学農学部にて勤務。2017年4月から現職。
■ 講義日程
10:00~17:00 *お昼休憩(12:00~13:00)含む | SDGsを達成するための海洋水産資源の発展性について(10:00~10:10) |
養殖における経済検討の概念 陸上養殖施設における経済性・低コスト化の検討 ・アユかけ流し養殖における溶存酸素改善検討 ・魚類種苗生産施設における溶存酸素挙動の定量評価 | |
養殖に必要な基礎知見 ・環境化学:養殖に必要な海洋化学 ・生理学:計算に必要な生理学 ・浄化技術の概念:水処理に必要となる要素 | |
養殖におけるコスト計算方法 ・陸上養殖でのシステム構成とコスト概要 ・モデリングの考え方 ・ヒラメを対象とした陸上養殖シミュレーション事例紹介 ・陸上養殖システムにおける技術評価方法の提言 | |
魚類における陸上養殖産業化への取組み事例 ・高成長を促す種苗生産技術 ・産業化における研究紹介 ・今後の課題とテーマ | |
質疑応答 及び 相談会 |
■ 本講座の狙い
世界人口の増加によって水産資源の需要が増加する一方で、乱獲による枯渇や水産資源の高騰化が懸念されており、水産養殖の重要性が高まっています。一方、海面養殖に適した場所には限りがあり、海洋汚染も問題となっています。また、新規参入を目指すにも、漁業権の問題があります。そこで、AIやIoTセンサーをはじめとした先端技術を駆使した陸上養殖が注目されています。カーボンニュートラル実現の鍵として注目されているGX(グリーントランスフォーメーション)の推進もあり、水産業に携わってこなかった異分野の企業の進出が目立ちます。新規参入事業者の一番の問題は採算性となっています。
本講座は、設備のコスト計算方法やランニングコストの試算方法を中心に学ぶ事で事業における最低限のコストを把握する事を目標に、事業コストの最適化を学ぶ事が出来ます。また、生理学など養殖に必要な知識を網羅的に学べます。
人材育成部 教育研修課 教育研修グループ
TEL:044-819-2033
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