データ駆動型サイエンスによる
遺伝子制御研究・がん研究の新たなる挑戦
募集を終了いたしました。たくさんのお申し込みをありがとうございました。
■ 講義日程
令和5年11月29日(水) 14:00~15:00
■ 定員
80名
■ 受講料
無料
■ 対象者
●企業や大学・研究機関に籍を置く技術者・研究者
●製薬企業の方
●CRISPR/Cas9に関心のある試薬メーカーの方
●大規模データ群の統合的解析やシミュレーションを学びたい方 等
■ 開催方法
オンライン開催
●Zoomを利用したオンライン開催です。受講要項をご確認の上、お申込みください。
●PC、スマートフォン、タブレットでもご受講いただけます。
■ 講師
名古屋大学大学院医学系研究科 附属神経疾患・腫瘍分子医学研究センター 分子腫瘍学
鈴木 洋 教授
2004年東京大学医学部医学科卒業.東京大学医学部附属病院での3年の臨床研修、同大学院医学研究科博士課程・特任助教(分子病理学、早期修了)、
マサチューセッツ工科大学コークがん総合研究所での約6年の留学を経て、2020年より現職。2021年より糖鎖生命コア研究所(iGCORE)教授、
2023年よりOne Medicineトランスレーショナルリサーチセンター(COMIT)教授を兼任。スタッフ(助教・特任助教)・ポスドク・大学院生など募集中。
■講師からのメッセージ
遺伝子がどのように機能するのか? この基本的な問いは、遺伝子と環境の相互作用によっておきる「がん」などの多くの疾病のメカニズムを理解する上で非常に重要です。近年のシーケンス解析・ゲノム編集などの分子ツールの発展により、遺伝子制御の基本的な原理を数式やコンピューターを用いて高解像で理解することが可能になり、研究分野の新しいフェーズに突入しています。
本セミナーでは、大規模データ群の統合的解析に基づく、マイクロRNAやCRISPR/Cas9の最適化からスーパーエンハンサー・染色体外環状DNAに関する幅広い研究を紹介します。
■ 開催趣旨
近年、次世代シーケンサーなどバイオロジーの技術は発展著しく、コンピューターの計算能力向上と相まって、大量のデータ取得をすることが可能となりました。しかし、大量のデータを取得しても、どの様に解析し、データに基づくモデリングやシミュレーションを構築するかによって、研究結果は大きく変わってきます。いまやバイオインフォマティクスは新たな治療法開発を始め、ライフサイエンスの研究には欠かせない技術となっています。
今回ご登壇頂く名古屋大学大学院 鈴木洋教授は、大規模データ群の統合的解析を通じて、自らシミュレーションを構築することでゲノム・エピゲノム・転写・RNAネットワークの関係性を読み解き、遺伝子制御の作動原理等のメカニズムを探索する研究を推進しています。データ解析やシミュレーションを活かした、RNA干渉(マイクロRNA)の最適化の研究、ゲノム編集の効率や安全性を従来の100倍以上高める新技術、染色体外環状DNAを標的とした次世代がん治療法などについてご講演頂きます。
バイオ系の研究者に限らず、データの解析やシミュレーションの構築に携わる方はぜひ、ご聴講ください。
● 本講演は科学技術イノベーション共創拠点推進事業の一環として実施するものです
人材育成部 教育研修課 教育研修グループ
TEL:044-819-2033
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