モーションコントロールの基礎と実践|オンライン|Fundamentals of motion control and its practices

― 募集を終了いたしました。お申込みいただきありがとうございました。―

開講期間

●令和4年 3月  15日(火)、16日(水) 計2日間

開催方法

オンライン(ZOOMを使用)で開催します。
申込要項をご確認の上、お申込みください。
≫PC、スマートフォン、タブレットでもご受講いただけます。
≫ご受講書類・テキストは、お申込みいただいたご住所宛に事前に郵送いたします。

※オンライン受講についてご不明点やご不安な点がございましたら、お気軽にご相談ください。

募集人員

30名 *先着順にて承ります

対象者

・電気系・機械系のエンジニアで、モーションコントロール技術を基礎から学びたい方
・産業分野や医療分野などでのモーションコントロールの実践例について知りたい方
・モーションコントロールの研究開発がどこまで進んでいるか知りたい方

受講料(消費税込み)

A 一般 35,000円
B KISTEC パートナー団体会員 28,000円
C 神奈川県内中小企業 28,000円
D C以外の神奈川県内企業 31,500円
E 神奈川県内在住の個人の方 31,500円
※ 神奈川県内中⼩企業とは・・・神奈川県内に事業所があり、資本金が3億円以下または企業全体の従業員数が300名以下の企業を指します。

カリキュラム編成・監修

国立大学法人 横浜国立大学

カリキュラム内容と日程

3月15日(火)

講師:下野 誠通 氏 横浜国立大学工学研究院 准教授・博士( 工学)

9:30-11:00モーションコントロール概論
 モーションコントロールの導入として、サーボモータのモデル化、運動方程式、外乱について講義する。
11:15-12:45外乱オブザーバと加速度制御
 ロバストな加速度制御系を構築するための外乱オブザーバについて解説し、パラメータ変動が与える影響、感度関数と相補感度関数などについて議論する。
13:45-15:15位置制御と力制御
 外乱オブザーバを基に、外乱にロバストな位置制御系について概説する。また、力センサを用いずに広帯域で接触力を制御するための反力推定オブザーバについて解説し、これを用いた力制御系について概説する。
15:30-17:00多自由度システムのモーションコントロール
 ロボットマニピュレータなど多自由度系に議論を拡張し、作業空間でのロバストなモーションコントロールの実現法などについて講義する。
3月16日(水)
9:30-11:00モーションコントロールの実践① ~産業機械のための振動制御~
 モーションコントロールの実践例として、産業機械の振動制御について講義し、技術応用に対する理解を深める。
関 健太 氏
名古屋工業大学 大学院工学研究科
准教授・博士( 工学)
11:15-12:45モーションコントロールの実践② ~ネットワーク環境下における運動制御~
 モーションコントロールの実践例として、ネットワーク環境下での運動制御について
講義し、技術応用に対する理解を深める。
名取 賢二 氏
千葉大学 大学院工学研究院
准教授・博士( 工学)
13:45-15:15モーションコントロールの実践③ ~最新アクチュエーション技術のロボット応用~
 モーションコントロールの実践例として、アクチュエータ開発研究の最新成果とロボット応用について講義し、技術応用に対する理解を深める。
藤本 康孝 氏
横浜国立大学工学研究院
教授・博士( 工学)
15:30-17:00モーションコントロールの実践④ ~医療デバイス開発への応用~
 モーションコントロールの実践例として、力触覚を有する医療デバイスの開発研究について講義し、技術応用に対する理解を深める。
下野 誠通 氏

講座のねらい

 モータやロボットなどの動きを制御するモーションコントロール技術は、プロセッサの高性能化、高機能化が著しく進展した1980年代から、特に生産・加工といった産業分野の基盤技術として発展してきました。近年では、IoT」や「サイバーフィジカルシステム」などのキーワードに代表されるように、多種多様なシステムのネットワーク環境下でのオートメーション化や、ヒトを含む非構造化環境との物理的なインタラクションの実現が強く期待されています。このような流れの中で、モーションコントロール技術に対しても、産業応用における頑強で精密な動作の実現だけでなく、人間支援応用における柔軟で器用な動作の実現といった多様な機能を生成することが求められてきています。
 本コースでは、初日に電気・機械・通信を縦糸、制御工学を横糸として織り成されるモーションコントロールの基礎について学びます。さらに二日目では、工作機械などの産業システムにおける実践事例、ネットワーク環境下における応用例、産業ロボット等への応用研究例、医療デバイスといった医療分野への展開例などを紹介しながら、将来展望について議論します。新たな価値を創生するために「運動をデザインする」。モーションコントロールの魅力を感じて頂くと共に、近い将来のイノベーションを予感して頂けるようなコースになると期待しております。

【個人情報の利用及び提供の制限】
・申込書にご記入いただいた個人情報は、当所の事業等に関する情報の提供や参加者募集の案内等の範囲内で利用又は提供いたします。
・個人情報は、取り扱い目的以外に利用したり第三者に提供することはありません。

主催
地方独立行政法人 神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)

後援・協賛(一部申請中)
(一社) 電気学会、(一社) 日本機械学会、(一社) 日本ロボット学会、(公社) 精密工学会、(公社) 計測自動制御学会、(一社) 電子情報通信学会、川崎商工会議所、(株) ケイエスピー

人材育成部 教育研修課 教育研修グループ
TEL:044-819-2033
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