RoHS/REACHに対応する自律的マネジメントシステムの構築【実践編】

― 本編は募集を終了致しました。オンデマンド配信についてはお問い合わせください ―

日時

直前講習(オンデマンド配信)   2022年1月28日(金)~2月28日(月)

本編(ハイブリッド開催)    2022年3月1日(火)9:50~17:00

※2022年2月2日に開催予定でしたが、事情により日程・開催方法を変更いたしました(2022/1/20更新)

※2022年3月1日(火)は対面(KISTEC会議室)・オンライン(ZOOM)のどちらかをお選びください。

※直前講習のみのお申込みも承ります。

※1月28日以降のオンデマンド配信期間中のお申込みも可能です。

募集人員

15名(先着順にて承ります。)

※直前講習のみの場合、定員制限はありません。

受講料(消費税込み)

全日程受講
区分全日程受講料
 A 一般39,000
 B KISTEC パートナー団体会員*
 C 神奈川県内中小企業 ※
31,200
 D C以外の神奈川県内企業
 E 神奈川県内在住の個人の方
35,100
直前講習のみ

14,000円(オンデマンド配信期間中のお申込みも承ります)

対象者

企業における化学物質規制対応の実務担当者

開催方法

直前講習(2022年1月28日(金)~2月28日(月)):録画によるオンデマンド配信

本編 2022年3月1日(火)):ハイブリッド開催(対面・オンライン併設)

本編会場

かながわサイエンスパーク内講義室(川崎市高津区坂戸3-2-1)
 Map・アクセス詳細はこちら

  • JR南武線「武蔵溝ノ口」・東急田園都市線「溝の口」下車 シャトルバス 5 分
  • JR 新横浜駅より東急バス(有料)直行「溝の口駅」行き30 分 「高津中学校入口」下車徒歩3分  東急バスのアクセスはこちら

※感染症対策を実施の上で開催いたします。 感染症対策の詳細はこちら

※状況によりオンライン開催となる場合がございます。

※本編の前に導入編の復習と予習の意味で、録画方式の直前講習を開催します。
 導入編を受講できなかった方も実践編から参加できます。(2021年度の導入編は9月に終了しました)

オンライン(ZOOM)

ZOOMでご受講いただけます。受講要項をご確認の上、お申込みください。
≫PC、スマートフォン、タブレットでもご受講いただけます。
≫ご受講書類・テキストは、お申込みいただいたご住所宛に事前に郵送いたします。

※オンライン受講についてご不明点やご不安な点がございましたら、お気軽にご相談ください。

内容

目的:『あるべき姿を実現するための社内の仕組みを作り、外部に理解できる説明書を作成する』

 化学物質規制対応を目的に、自社として整理したBAT(Best Available Technology/ Techniques)を順法のための自律的マネジメントシステム(CAS:Compliance Assurance System)の構成要素として、自社のマネジメントシステムに統合します。CASの構成要素には、小さな変化をキャッチして、素早く変化への対応を行う取組みを必須要素とします。CASの構成を知ったうえで、自社(若しくはひな形)のプロセス関連図・プロセス体系図・品質保証体系図をベースとして自社のCASの構築を演習していただきます。
 また、作成したCAS(あるいはひな形)を評価するために、先行企業からCAS構築の取組みや概要をパネルディスカッションで発表していただきます。パネリストと受講者間でのQ&Aに時間も設定します。この講座のまとめとして、自社のCASを第三者に理解できるように“Technical Documentation TD”に整理していただきます。TDのひな型を用意しますので、グループ演習形式で、他社と自社の相互研鑽の場を狙っています。
 仕組みで順法保証をすることが理解され増えてきていますが、仕組みで保証すると説明するより検査で保証していると説明するほうが理解を得やすいという風潮は残っています。検査で全ての順法項目を保証できないことは自明ですが、しがらみから抜け出せないようです。実践編では、受講者(社)が、第一歩を踏み出すためにそっと後押しをします。

カリキュラム

【直前講習】『統合マネジメントシステムの構築の基礎』 

 ●動画講義:オンデマンド形式(ストリーミング配信)

 ●全11講義、各講義20~60分

テーマ1法規制の新たな動き 1-1 EUの環境戦略の狙いとその日米等への影響
 1-2 中国RoHSの本質と最近の動向
 1-3 REACH規則の本質と最近の動向
 1-4 TSCA・Prop65の本質と最近の動向
 1-5 RoHS指令の本質と最近の動向
 1-6 CLP規則の本質
 1-7 GCC、EEU等の動向
テーマ2EN IEC63000及びIEC62474の紹介 2-1 IEC63000・IEC62474の本質
 2-2 chemSHERPAの本質
テーマ3CAS(Compliance Assurance System)作成 3-1 CEマーキングとRoHS指令の技術文書の本質
テーマ4新たな規制物質と分析方法
【本編】『統合マネジメントシステムの構築の実践』

●ハイブリッド開催:対面(会場)KSP内会議室、およびオンライン(ZOOM)

2022年3月1日(火) 9:50~17:00

9:50~10:00オープニング
10:00~12:00(110分)途中休憩10分先進企業の事例紹介       取組事例紹介/会場とのディスカッション
13:00~13:45(45分)ケースメソッドによる事例検討
13:50~16:30(150分)途中休憩10分TD作成グループ演習  CASの整理とTD作成/グループ内でのディスカッション
16:50~17:00(30分)グループ発表/総括とクロージング

受講特典

ご受講された方全員に副読本を進呈いたします。

カリキュラム編成者からのメッセージ

 「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず」(方丈記 鴨長明)と時の流れが緩やかであった鎌倉時代でも、変化は関心事でした。現代は、WSSD目標(2020年)、SDGs(2030年)そしてUN75目標(2045年)と変化は速く、その変化幅は大きくなっています。日々の変化を、放置していると短期間で大きな壁となり、乗り越えらない変化になるともいえます。そして、今日のビジネスモデルも将来は否定されるかもしれません。日々の変化を取り込む必要がありますが、5年先、10年先の規制の姿を予測し、ビジネスモデルを変える準備もしなくてはなりません。

 EUの環境政策が世界を動かしていることは実感しています。EUの潮流がEUグリーンディール(A European Green Deal)で、「2050年までにEU全体で二酸化炭素(CO2)の排出を実質ゼロにする炭素中立(カーボン・ニュートラル)の実現を目指す」をゴールとし、「産業をクリーンな循環型経済へ動員する」、「汚染のない環境を目指すための汚染ゼロ目標」などの要素が示されています。環境規制の先進的規制をしているEUの潮流を自社対応の予兆とし、先取りして変化を取り込む仕組みを“自律的マネジメントシステム”として構築する必要があります。

 これらの潮流を解説し、REACH規則やRoHS指令の本質を説明します。この基礎知識を踏まえて、リスクベースで順法基準を捉え、自社の身の丈に合った、守れる仕組みによる、他社にない独自の自律マネジメントシステム(CAS)構築を目指します。本コースのまとめとなる自律編では、グループ演習を通してCASを技術文書に整理していくことで、他社と自社の相互研鑽を狙います。

一般社団法人 東京環境経営研究所 理事長
一般社団法人 産業環境管理協会 技術参与
松浦 徹也  (中小企業診断士・環境計量士)

後援・協賛(一部申請中)

地方独立行政法人  東京都立産業技術研究センター

(一社)東京環境経営研究所 (一社)東京都中小企業診断士協会 (公社)環境科学会 (公社)電気化学会
(一社)表面技術協会(一社)電子情報技術産業協会 川崎商工会議所 (株)ケイエスピー

主催

地方独立行政法人 神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)

お問い合わせ

人材育成部 教育研修課 教育研修グループ
TEL:044-819-2033
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