初学者やリスキリングのための統計学入門
– 統計検定®2級レベルの知識習得を目指す第一歩 –
受講して得られる知識
- データのばらつきを理解するための基礎力育成
- 品質管理におけるデータの可視化と分析のための基礎固め
- データリテラシーの向上を通じたコミュニケーションの円滑化
受講レベル
統計検定®3級レベル(一部2級相当)の講義内容です。
*統計検定(R)は一般財団法人統計質保証推進協会の登録商標です。
日程
令和7年2月19 日(水 )10:00~16:00
開催方法
オンライン開催:Zoom使用
定員
25名(先着順にて承ります)
受講料
8,000円(消費税込み)
講師
長谷川 雄一郎 氏
株式会社ワールドインテック R&D事業部 教育研修課 主任 博士(工学)
研究社員として研究業務に従事後、社内で細胞培養、統計学の教育を担当。
製薬会社製造・品質管理部、国立大学工学部化学科などで統計学研修を行う。
対象
- 研究開発部門等において初歩的なデータ解析が必要な方
- 組織全体の統計学に関する知識を揃えたい方
- 基礎的な数値の取り扱いやグラフの見方を学びたい方
- 統計学を一から学びたい方
- 基礎統計学を学ぶ前に前提知識の確認をしたい方
カリキュラム
時間 | 科目 | 内容 |
10:00〜12:00 | ①精度と真度 | 測定値がどれだけ接近しているかを示す精度と測定値が真の値にどれだけ近いかを示す真度について学びます。 |
②偶然誤差と系統誤差 | 予測できない変動によって生じる測定誤差の偶然誤差と、測定装置の不備や環境条件などによる偏った誤差の系統誤差について、具体例を交えて学びます。 | |
③データの尺度 | 名義尺度、順序尺度、間隔尺度、比例尺度について学びます | |
13:00〜16:00 | ④離散変数・連続変数、計数値、計量値 | それぞれの概念について、具体例を交えて学びます。 |
⑤ばらつきの可視化 | データの分布や変動を視覚的に理解するための手法について学びます | |
⑥平均・分散・標準偏差 | 平均値・分散・標準偏差の概念や算出方法について学びます。Excelの数式の使い方を学び、研修内で手を動かしてExcelの実践講習も実施します。 | |
⑦変動係数・相対標準偏差(RSD) | 単位や規模が異なるデータセット間のばらつきの比較に使用される変動係数(CV)や、測定精度の評価などで使用される相対標準偏差(RSD)について学びます。 | |
⑧グラフ研修 棒グラフと折れ線グラフ・箱ひげ図・散布図・検量線・パレート図・ヒストグラム等について学びます。実際にExcelを活用してグラフの作成を実施します。(①~⑦の各パートでもグラフ演習します) |
本講座のねらい
品質管理や研究開発における統計学の重要性が増す中、統計学の基礎知識を持つ人材の育成が急務になっています。特に、データの分析や解釈を正確に行う能力は、製品の品質向上や研究成果の信頼性向上に直結します。
本講座では基礎的な統計学の知識を深め、データの正しい活用が可能な人材の育成を目指します。
主催
(地独)神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)
後援(一部申請中)
(一社)日本計算機統計学会、川崎商工会議所、(株)ケイエスピー
お問い合わせ
人材育成部 教育研修課 教育研修グループ
TEL:044-819-2033
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